VSCodeとesp-idfエクステンションでM5AtomS3UのLチカ
M5AtomS3UにArduino IDEではなく、VSCodeのesp-idfエクステンションを使ってLチカする方法です。実行環境はWindows(10, 11)上のVSCodeを想定しています。
esp-idfエクステンションをVSCodeにインストール
- VSCodeを起動し
F1
キーを押す Extensions: Install Extensions
を選択- esp-idfと検索して出てくる
ESP-IDF Visual Studio Code Extension
をインストール F1
キーを押し、esp-idfで検索しESP-IDF: Welcome
を選択- Quick actionsの
Configure extension
を選択 ESPRESS
を選択- 次の画面で下記を選択し
Install
- Select download server: Github
- Select ESP-IDF version: release/v5.2(release branch)
- Enter ESP-IDF directory (IDF_PATH): 適当なパス Windowsであれば C:\Users<username>\esp\esp-idf
- Enter ESP-IDF Tools directory (IDF_TOOLS_PATH): 適当なパス Windowsであれば C:\Users<username>.espressif
M5AtomS3UにLチカのプログラムをコンパイルして書き出す
esp-idfエクステンションをインストールしたら、esp-idfのexamplesのLチカ用プログラムblink
をコンパイルして書き出します。
- VSCodeで
F1
キーを押します - esp-idfで検索し
ESP-IDF: Welcome
を選択 Show examples
を選択- Use current ESP-IDFを選択、Install時に選択した
Enter ESP-IDF directory (IDF_PATH)
の値になっているはずです - サンプルが多数表示されるので、esp-idf > get-started > blink を選択
- どこにprojectを保存するか聞かれるので適当な場所にディレクトリを作ってそこを選択します
- project(blinkというディレクトリ名になっているはず)の
sdkconfig
を開きGPIOの数字を下記のように書き換えます
CONFIG_BLINK_GPIO=35
- VSCodeの下部にあるesp32と書いてある部分をクリック
- フォルダを選択してくれと出るので、さっき作ったプロジェクトのディレクトリを選択、おそらくそのプロジェクトが表示されているのでそれを選びます
esp32S3
を選択ESP32-S3 chip via ESP-PROG
を選び、少し待ちます- VSCodeの下部にあるDBアイコンみたいなアイコンをクリック
- ビルドが始まり、多分数分掛かります
- デバイスマネージャーを開き、ポート(COM と LPT)を開きます
- M5AtomS3UをPCに挿します
- デバイスマネージャーのポート(COM と LPT)にM5AtomS3Uが表示されます(USBシリアル デバイス(COM4) などと表示されます)
- M5AtomS3Uのリセットボタンを長押しします
- デバイスマネージャーのポート(COM と LPT)に表示されている USBシリアル デバイス(COM4) を確認します ポートが変わっている場合がありますので注意してください
- VSCodeの下部にあるCOM1と表示されている部分をクリックします
- デバイスマネージャーのポート(COM と LPT)にあるM5AtomS3UのCOMを選択します(私の環境ではCOM4となります)
- VSCodeの下部にある稲妻アイコンをクリックします
- flash methodを選べと出てくるので
UART
を選ぶと書き出します
M5AtomS3Uを再度PCに接続すると下記のようにLEDが点滅するはずです。
参考
下記のページを参考にしました。わかりやすいです。 https://developer.mamezou-tech.com/blogs/2023/02/19/esp-idf-vsc-extension/