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VSCodeとesp-idfエクステンションでM5AtomS3UのLチカ

M5AtomS3UのLチカ8888
M5AtomS3UのLチカ

M5AtomS3UにArduino IDEではなく、VSCodeのesp-idfエクステンションを使ってLチカする方法です。実行環境はWindows(10, 11)上のVSCodeを想定しています。

esp-idfエクステンションをVSCodeにインストール

  1. VSCodeを起動しF1キーを押す
  2. Extensions: Install Extensionsを選択
  3. esp-idfと検索して出てくるESP-IDF Visual Studio Code Extensionをインストール
  4. F1キーを押し、esp-idfで検索しESP-IDF: Welcomeを選択
    こんな画面が出てきます8888
    こんな画面が出てきます
  5. Quick actionsのConfigure extensionを選択
  6. ESPRESSを選択
  7. 次の画面で下記を選択しInstall
    • Select download server: Github
    • Select ESP-IDF version: release/v5.2(release branch)
    • Enter ESP-IDF directory (IDF_PATH): 適当なパス Windowsであれば C:\Users<username>\esp\esp-idf
    • Enter ESP-IDF Tools directory (IDF_TOOLS_PATH): 適当なパス Windowsであれば C:\Users<username>.espressif
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M5AtomS3UにLチカのプログラムをコンパイルして書き出す

esp-idfエクステンションをインストールしたら、esp-idfのexamplesのLチカ用プログラムblinkをコンパイルして書き出します。

  1. VSCodeでF1キーを押します
  2. esp-idfで検索しESP-IDF: Welcomeを選択
  3. Show examplesを選択
  4. Use current ESP-IDFを選択、Install時に選択したEnter ESP-IDF directory (IDF_PATH)の値になっているはずです
  5. サンプルが多数表示されるので、esp-idf > get-started > blink を選択
  6. どこにprojectを保存するか聞かれるので適当な場所にディレクトリを作ってそこを選択します
  7. project(blinkというディレクトリ名になっているはず)のsdkconfigを開きGPIOの数字を下記のように書き換えます
CONFIG_BLINK_GPIO=35
  1. VSCodeの下部にあるesp32と書いてある部分をクリック
    COM1の右側のアイコンです8888
    COM1の右側のアイコンです
  2. フォルダを選択してくれと出るので、さっき作ったプロジェクトのディレクトリを選択、おそらくそのプロジェクトが表示されているのでそれを選びます
  3. esp32S3を選択
  4. ESP32-S3 chip via ESP-PROGを選び、少し待ちます
  5. VSCodeの下部にあるDBアイコンみたいなアイコンをクリック
    ゴミ箱の右、★の左8888
    ゴミ箱の右、★の左
  6. ビルドが始まり、多分数分掛かります
  7. デバイスマネージャーを開き、ポート(VOM と LPT)を開きます
  8. M5AtomS3UをPCに挿します
  9. デバイスマネージャーのポート(VOM と LPT)にM5AtomS3Uが表示されます(USBシリアル デバイス(COM4) などと表示されます)
  10. M5AtomS3Uのリセットボタンを長押しします
    長押しすると緑色のランプが付きます8888
    長押しすると緑色のランプが付きます
  11. デバイスマネージャーのポート(VOM と LPT)に表示されている USBシリアル デバイス(COM4) を確認します ポートが変わっている場合がありますので注意してください
  12. VSCodeの下部にあるCOM1と表示されている部分をクリックします
  13. デバイスマネージャーのポート(VOM と LPT)にあるM5AtomS3UのCOMを選択します(私の環境ではCOM4となります)
  14. VSCodeの下部にある稲妻アイコンをクリックします
    ★の右8888
    ★の右
  15. flash methodを選べと出てくるのでUARTを選ぶと書き出します

M5AtomS3Uを再度PCに接続すると下記のようにLEDが点滅するはずです。

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参考

下記のページを参考にしました。わかりやすいです。 https://developer.mamezou-tech.com/blogs/2023/02/19/esp-idf-vsc-extension/