ブラウザ上で動くデスクトップOS puter をdocker起動する
Hacker Newsを見ていたら、https://news.ycombinator.com/item?id=39597030という投稿がありリンクをクリックしてみるとgithubのページに飛んだ。
READMEには"Internet OS and Desktop Environment in the Browser!"と書かれていた。
npm installするだけでブラウザでデスクトップOSが動く?ようだ。
下記がインストールして起動する方法。
# dockerを使う方法
$ git clone https://github.com/syagawa/puter-docker-compose.git
$ cd puter-docker-compose
$ docker compose build
$ docker compose up -d
# 公式の方法(node.jsがインストールされてる必要アリ)
$ git clone https://github.com/HeyPuter/puter
$ cd puter
$ npm install
$ npm start
どちらの方法でもlocalhostの4000番ポートで起動する。
ブラウザで<起動したマシンのIP>:4000
を入力すると冒頭の画面が表示される。
右上のユーザーアイコンからアカウントを作成できる。
できること
エクスプローラ、ターミナル、ペイントなどのアプリがある。
VSCode(のOSS版?)も入っている。
アカウントを作成してログインをするとputer.comでも同様の環境で使用できる。 つまり、ローカル側とputer.com側で同じデスクトップ環境を使用できることになる。
ローカル側のデスクトップにファイルを作ると、puter.com側のデスクトップにもファイルが表示される。
できないこと
ブラウザも入っているのかなと思ったが、そもそもブラウザで表示するのでブラウザは入っていなかった。
また、ターミナルもLinuxぽい動きはするもののパッケージのインストールやsshなどは動かない。
何に使えるか?
"デスクトップOS"として見るとできないことが気になるが、puter.comと同期することで公式githubでも言及されているようにDropboxみたいな使い方ができそう。
さらに、このデスクトップUI環境そのものをウェブアプリとして公開するということもできそうである。
あと、JavaScriptで動いているとのことなのでputerの動きをChrome開発者ツールでデバッグするだけでWeb開発の勉強になりそう。